イントラジェン(GFR)=アクジェン(AcGen) はサーマクールの後発品
イントラジェン(IntraGen)という機器は、アクネ(にきび)を改善する機能も加わり、アクジェン(AcGen)という名称に変更されました。
イントラジェンで行えることはそのままアクジェンに移行しており、効果的には変わりありません。
いずれも、
“新世代サーマクール” ではなく、
“サーマクールの後発品” です。
サーマクールは熱をかけて効果を出す治療ですが、その機能をそのままコピーした器械がイントラジェン(アクジェン)です。
サーマクールからいくつかの機能を削ることで、器械本体と消耗品のコストを大幅に下げ、サーマクールの市場に参入しようとしています。
チップはほぼ同じ。
サーマクールから削られた機能
サーマクールから削られた機能は
➀冷却機能と ②バイブレーション機能。
➀冷却機能は皮膚を冷やしながら照射することで、皮膚をヤケドさせずに深部に高い熱をかけることが出来るものでした。
②バイブレーション機能は、出力を上げると生じる痛みを振動して緩和する機能でした。
イントラジェンでは削られた2つの機能ですが、サーマクールはその機能のおかげで、マニュアルどうりに使えば誰が使ってもヤケドもせず、それなりの効果が出る治療となって世界的にブレイクしました。
しかしイントラジェン(アクジェン)では、経済性と引き換えに上記の機能が削られたことで
①皮膚がヤケドしてしまうのでサーマクールよりも熱をかけられない
②出力を上げるとサーマクールよりも痛い
器械となりました。
サーマクールにはないGFRという機構はなに?
イントラジェンはサーマクールにはないGFRという特徴を前面に打ち出し、イントラジェン=GFRとして普及を図っています。
やけど予防&痛み軽減の機能がないイントラジェンは、そのままではサーマクールと比較された時に明らかに劣るため、熱の出方を変えました。
それがGFRと命名された新しい機能です。
チップから熱が出るときに、均一ではなく網目状に出るというものです。
網目状に出ることで、皮膚がやけどしにくく、痛みも出にいと謳っています。
加える熱を網目状にすると本当に熱さは軽減するでしょうか。
また、皮膚のやけど予防効果はあるでしょうか。
同じエネルギーをより狭い面積から皮膚に加えようとすると、エネルギーが集中して逆にヤケドのリスクは高まるような気もします。
GFRの有効性について、イントラジェン(アクジェン)のメーカーは学術的なデーターを出していません。
そのため、客観的評価として、効果を上げるためのシステムであるといえません。
患者さんに最終的に責任を持つのはわれわれ医療者側であり、器械のメーカーではありません。
そして医師は祈祷師ではありませんから、常に根拠に基づいた治療と説明をしなければなりません。
イントラジェン(アクジェン)のGFRは網目状に熱をかける機構
サーマクールは冷却ガスでやけど予防ができる
イントラジェン(アクジェン)にはサーマクールを超える潜在力が
単純化されたサーマクールであるイントラジェン(アクジェン)は欠点ばかりではありません。
誰が施術してもそれなりの効果を出せる汎用性はなくなりましたが、逆に施術者次第ではのサーマクールの効果が限界までに引き出せる治療となりました。
マニュアルがないイントラジェン(アクジェン)で効果を決めるのは、施術者の経験と腕。
ショット数や出力、照射時間・・・・全て自由に設定できるようなったイントラジェン(アクジェン)は、施術者の腕次第では、サーマクールを凌ぐ性能を引き出せると考えています。
イントラジェン(アクジェン)はサーマクールを超える!?
サーマクール専門医院がなぜ後発品のイントラジェン(アクジェン)を入れたのでしょうか?
効果を落としてぼろもうけ・・・ではありません。
イントラジェン(アクジェン)は使い方でサーマクールを凌ぐ可能性があるからです。
サーマクールはだれでもそれなりの効果が無難に出るようあらかじめ設定された器械です。
車で例えれば、サーマクールはオートマチックの高級車で、イントラジェン(アクジェン)は安いマニュアル車です。しかしエンジンは一緒です。
普通は高級オートマ車のほうが快適に走れます。
ところがプロのドライバーが運転すると、エンジンが同じであればマニュアル車の方速く走れます。
オートマ車では余計な機能が足かせになり、車の性能を引き出せないからです。
設定も施術方法も自由なイントラジェン(アクジェン)は完全なマニュアル治療です。
症例を重ね、経験豊富な施術者が器械の性能を引き出せるのです。
自由診療であるアクジェン(イントラジェン)についての情報
アクジェン(イントラジェン)とは
アクジェンはラジオ波を用いた皮膚の老化現象を改善する装置です。ラジオ波の熱により真皮層内の繊維と脂肪層の繊維製隔壁も収縮させる事により、皮膚の引き締めと輪郭の改善を得ます。また、収縮した繊維の修復過程で繊維を新生します。
1 医師の診察(カウンセリング) 2 記録写真の撮影 3 施術 治療期間 治療回数 費用
アクジェンの適応の可否、施術部位、施術量を判断します。
洗顔後、施術前の状態を記録として写真を撮影します。(第三者が診る事はありません。)※必須ではありません。
照射時には熱感や刺激があり、感じ方に個人差があります。希望に応じ、麻酔を併用します。
1日(メンテナンスとして行う場合)
3から5か月(アクジェンのみにより治療を行う場合)
1回(他の治療のメンテナンスとして使用する場合)
3から5回(アクジェンのみにより治療を行う場合)
1回27,500円
3回から5回 82,500円~137,500円(税込み)
施術料
27,500円~137,500円(施術回数は目的により異なります。)
未承認医薬品等
この治療で使用されるアクジェンは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
入手経路など
当院で使用している韓国Jeysis社で製造されたものを当院で個人輸入しております。個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。https://www/yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
国内の承認医薬品などの有無
国内においては承認されている医療機器はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
韓国KFDA(韓国食品医薬品局)に承認されております。特定のリスクとしては火傷、擦り傷、発赤、痛み、水ぶくれが報告されています。